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結婚相手となる女性と出会いました

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私は本社でバリバリに働いていました。

仕事を次々に成功させ、実績をどんどん積み上げていたのです。

ですから直ぐに自分は出世して、本社でかなりの地位になるに違いないと、自負していました。

ところがある仕事でミスをしてしまい、会社に多大な損失を与えてしまったのです。

幸い首にはなりませんでしたが、地方の支社に飛ばされる事になってしまいました。

自分は本社で偉くなるものだとばかり思っていましたから、支社に飛ばされてかなりショックを受けてしまい、しばらく仕事が手に着かない状態になってしまったのです。

ですがそんな支社で、私の事を励ましてくれる女性が居たのです。

彼女は支社のマスコット的存在で、支社の男共の注目を一身に集めていました。

ショックを受けて、簡単な仕事さえも上手く出来なかった私に、彼女だけは優しい言葉をかけ続けてくれました。

最初は彼女の言葉に耳を貸す事はなかったのですが、何度も何度も私の事を気遣って励ましてくれるので、徐々に彼女に対して心を開いて行ったのです。

時間と彼女の励ましにより、私はショックから立ち直り、仕事を普通にこなせるようになりました。

精神状態が普通に戻った私は、これまで彼女に優しくされたので、今度は彼女に優しくしてあげようと考えたのです。

仕事が手すきになった時には彼女の仕事を手伝ってあげたり、重い物を運んであげたり、彼女が上司から叱られた時には、私が励ましてあげるようにしたのです。

昼食も一緒に食べるようになり、彼女と一緒にいる時間がどんどん長くなって行きました。

彼女と一緒にいる時間が長くなる度に私の心は彼女の近づいて行き、また彼女の方も私の心に近づいて来てくれました。

それに気づき私たちは、付き合うようになったのです。

会社で仲がいい所を見せると色々と噂をされるので、会社では普通の同僚と言う感じで接しました。

その代わり会社の外では、べたべたするようになり、どんどん愛を育んでいったのです。

そしてついに私たちは、体の関係を結ぶ事になったのでした。

私たちは人目の少ないラブホテルを選び、激しく愛し合うようになったのです。

そのような関係になってしばらく経った頃、私に本社からお呼びが掛かりました。

私が出した過去の損失は水に流して、私が本社で出した実績を評価して、また本社で働いてくれと言われたのです。

それを聞いた私は両手を上げて喜び、また本社で働く事が出来るようになったのです。

そしてこれは良い機会だと思ったので、私は彼女にプロポーズをしました。

そしたら彼女は泣いて喜んでくれ、結婚をする事になったのです。

今の私は本社で以前のようにバリバリと働き、家にはかわいい妻がいると言う、正に絵に描いた夢のような人生を送っているのです。


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